猫に必要な栄養素

まず、猫に必要な栄養素について理解しましょう。猫が必要とする栄養素は、水、たんぱく質、炭水化物、脂肪、ミネラル、ビタミンなどですが、特に重要なのはタンパク質です。ヒトの場合、炭水化物が効率の良いエネルギー源ですが、肉食動物の猫にとっては、タンパク質が非常に重要なエネルギー源なのです。

タンパク質は、臓器や筋肉などを構成する物質で、またホルモンや酵素、抗体を形成する重要な栄養素なのです。猫の素晴らしい運動能力を支えているのは、タンパク質といえるでしょう。また、猫の肝臓は酵素活性が高いため、ヒトの5~6倍、犬の1.5~2倍ものタンパク質を必要とします。

タンパク質は、アミノ酸が結合してできたものです。猫が肉などのタンパク源を食べると、消化されて約22種類のアミノ酸に分解され、体タンパクに組み替えられます。猫は一日の食事量の約26~30%を、アミノ酸がバランスよく含まれた良質のタンパク質で摂取する必要があるのです。

体内で合成できるアミノ酸を非必須アミノ酸、体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸と呼びます。猫は11種類の必須アミノ酸と2種類の準必須アミノ酸を動物性タンパクの食物から摂る必要があります。